【AGA治療マニュアル3】AGA(男性型脱毛症)のメカニズムとは?

 

AGA(男性型脱毛症)のメカニズムについてお話しする前に、毛根の構造がどうなってるかについて説明しておきます。まずは下の図を見てみてください。

 

 

 

 

図の下側にある赤と青の線が「血管」です。この血液を通って運ばれてくる栄養素や酸素を「毛乳頭」の細胞が受け取ります。栄養素や酸素を受け取った毛乳頭細胞は、「毛母細胞」に「成長シグナル」を送ります。成長シグナルを受け取った毛母細胞が増幅・分化して、髪の毛がどんどん伸びていきます。

 

・・・などと言葉で説明されても「うーん、何が何だか分からん!」って感じかもしれないですね。ということで、私たちAGA患者が特に知っておくべき「要点」を漫画で描くと次のようになります!

毛乳頭が出す成長シグナルを受けて髪が成長する!

 

 

医学の専門家ならもっと詳細な知識が必要だと思いますが、私たちAGA患者の立場ではおおまかな概要だけ理解していれば大丈夫です。ここでは、「毛乳頭くん」が「成長シグナル」を出すと髪の毛がグングン伸びる、という「イメージ」だけつかんでおきましょう!

 

ということで、ここまで理解できたら、いよいよAGA(男性型脱毛症)のメカニズムについて説明していきます。

 

AGA(男性型脱毛症)のメカニズム

 

先ほどは「毛乳頭くんが成長シグナルを出して髪の毛が伸びる」って話をしました。しかし、AGA患者の毛乳頭くんは少し状況が違います。じつを言うと、成長シグナルではなく「TGF-β1(ティージーエフ・ベータワン)」という物質を出してるんです。

 

 

成長シグナルではなく「TGF-β1」が出るとハゲる!

 

 

「TGF-β1」という物質は、毛母細胞にダメージを与える物質です。毛母細胞がダメージを受けて髪の毛が成長しにくくなり、最終的には毛母細胞が死んで髪の毛が抜けてしまいます。つまり、「TGF-β1」が原因でヘアサイクルが乱れてしまうわけです。

 

それにしても、なぜAGA患者の毛乳頭くんは「TGF-β1」という変な物質を出すようになってしまったんでしょうか?

 

ことの発端は「5αリダクターゼくん」という悪者!

 

「ハゲ・薄毛の原因は男性ホルモンが多いからだ!」という説明を、だれでも一度は耳にしたことがあると思います。しかし、男性ホルモンはとても重要な役割を持つ物質ですし、男性ホルモン自体がハゲ・薄毛になる直接の原因と考えるのは間違いです。

 

言葉で説明するとややこしくなってしまうので、分かりやすく漫画で説明したいと思います。医学的に適切ではない表現があると思いますが、細かいことは気にせずに、気楽に読んでみてください。

 

 

5αリアクターゼ君がテストステロン君に悪い影響を与えます!

 

 

ある日、男性ホルモン「テストステロンくん」が歩いていると、向こうの方から変換酵素「5αリダクターゼ(ごあるふぁりだくたーぜ)くん」がやって来ました。

 

5αリダクターゼくん「よぉー、テストステロンくん、調子はどう?」

テストステロンくん「とっても爽やかな気分だね。調子いいよ!」

 

明るく答えるテストステロンくん。しかし、じつはこのとき、5αリダクターゼくんは悪い魂胆を持ってテストステロンくんに近づいてきてたんです。

 

5αリダクターゼくん「ふーん、のんきなヤローだなー。調子いいなら結構なことだけどよ、オメー、陰で何言われてっか知ってっか?」

テストステロンくん「え・・・?!」

5αリダクターゼくん「オメーのことさー、陰でみんな○○とか、△△とか、□□とかって言ってっぞー。特に毛乳頭くんって、あいつ毒舌だよなー。オメーのこといつもクソミソに悪口ばっか言ってるぜー。オメー、このままでいいのかよ?」

テストステロンくん「な・な・な・なにー!くっそー!毛乳頭のやろーだけは、絶対に許さーん!(激怒)」

 

デリケートで心優しい毛乳頭くんが、テストステロンくんの悪口なんか言うはずがありません。これは全て5αリダクターゼくんの作り話だったんです。

 

しかし、純粋なテストステロンくんは、5αリダクターゼくんの作り話をすっかり信じてしまいました。そして、もともとポジティブで明るい性格だったテストステロンくんが、超凶暴な「怪人ジヒドロテストステロン(DHT)」に変身してしまったんです!

 

「怪人ジヒドロテストステロン(DHT)」が「毛乳頭くん」を攻撃!

 

極悪非道の怪人ジヒドロテストステロン(DHT)は大暴れ。何の罪もない毛乳頭くんを激しく攻撃し始めました。

 

ジヒドロテストステロンくんが毛乳頭細胞くんを攻撃!

 

 

テストステロンくん「うるぁぁぁぁ!毛乳頭やろー、ぶっ殺す!」

毛乳頭くん「ひえぇぇぇ・・・、た、たすけてー(泣)」

 

泣きながら逃げ惑う毛乳頭くん。しかし、かわいそうに、誰も助けてくれる人はいません。あまりの恐怖に、毛乳頭くんはパニックになってしまいました。

 

毛乳頭くん「たすけてー、たすけてー、エーン(泣)」

 

そして・・・

 

パニックになった毛乳頭くんは「TGF-β1」を噴出!

 

あまりの恐怖にパニック状態におちいった毛乳頭くんは、それまで出していた「成長シグナル」ではなく、「TGF-β1」という変な物質を出し始めました。

 

TGF-β1という物質が出て毛母細胞にダメージを与えます!

 

 

「TGF-β1」という物質は、毛母細胞をボロボロに破壊してしまう猛毒です。そのため毛乳頭くんが頭にかぶっていた毛母細胞がボロボロに傷んでしまいました。そしてついに、毛母細胞がポロッと取れてしまったんです・・・(涙)

 

毛乳頭くん「エーン、エーン、髪の毛が抜けちゃったよー(泣)」

 

以上が、「AGA(男性型脱毛症)のメカニズム」の概要になります。なんとなく分かってもらえましたでしょうか?1回読んで分からなくても、2回3回と読みなおしてみると少しずつ分かってくると思うので、じっくり読みなおしてイメージをつかんでくださいね。

 

次のページでは、いよいよAGAを治す治療薬についてお話ししていきます。

※植毛バカがAGA治療を受けたのはこちら