【AGA治療マニュアル7】「自毛植毛」の全てをスッキリ解説!

 

ハゲ・薄毛を改善させる最終手段として「自毛植毛」という方法があります。植毛バカも自毛植毛の手術を受けましたが、真剣に悩んでいたM字ハゲを完全に克服できて、こんなにうれしいことはありません。

 

植毛バカは生え際の両サイドを自毛植毛しました!

 

自毛植毛は手術なので、誰でも気軽にできるものではないかもしれないです。ですが、どんなに深刻なハゲ・薄毛でもほぼ確実に改善させることができる画期的な方法なので、もし精神的に追い込まれるほど悩んでいるならぜひ試してみるといいかもしれません。

 

ここでは、自毛植毛とはどういう手術なのか、このページを読んだだけでほぼ理解できるようにまとめてみたいと思います。情報量がかなり多いですが、ぜひ何度も繰り返し読んで、自毛植毛について理解を深めていただければと思います。(※一度に読むのが大変な場合はブックマークしておくと便利です!)

 

 

【1】自毛植毛の具体的な方法は?

 

植毛バカが体験した「アルタス植毛」の具体的な流れについて説明します。アルタス植毛は毛根の採取に専用のロボットを使うため、従来の植毛とは細かい部分が多少違いますが、おおまかな流れは変わりませんので順番に読んでみてください。

 

ステップ1 植毛の必要本数を決める

 

まず最初に、植毛したい部分の面積を計算します。正確に計算するのは難しいですが、M字ハゲの場合なら小学校で習った「三角形の面積の公式」を使って計算すれば大丈夫です。

 

まずは植毛部分の面積をおおまかに計算します!

 

植毛する面積を計算したら、その範囲に何本の毛根が必要になるかを計算します。一般に、1平方cmあたり50〜70本程度が必要本数の目安になります。

 

【参考例】

 

底辺:x=4cm
高さ:y=3cm
面積:A=(4cm×3cm÷2)×2=12平方cm

 

1平方cmあたり50〜70本が目安
植毛本数:n=(50〜70)×12=600〜840本必要

 

予算を考えて、例えば「800本(800グラフト)」に決定!

 

ステップ2 後頭部を刈り上げる

 

自毛植毛では、男性ホルモンの影響を受けにくい「後頭部の毛根」を採取します。髪の毛が長いと採取しにくいため、植毛手術の直前に後頭部の髪の毛を1mm程度に刈り上げます。

 

ちなみに、植毛バカが受けたアルタス植毛では、「刈り上げ範囲:横3p×縦2.5p」を1ブロックとして、1ブロックあたり100本程度採取できるようにプログラムされているそうです。これを基準にして、実際に刈り上げる範囲の大きさを決めます。

 

何ブロック必要か決まれば刈り上げる大きさも決まります!

 

【参考例】

 

植毛本数:n=800本(800グラフト)とすると・・・

 

1ブロックあたり100本が目安
必要ブロック数:nb=800÷100=8ブロック必要

 

2段配置で刈り上げるとすると、
刈り上げる幅:B=3cm×4ブロック=12cm
刈り上げる高さ:H=2.5cm×2ブロック=5cm

 

ステップ3 後頭部から毛根を採取

 

毛根(←ドナー、株、グラフトなどと呼ぶこともあります!)を採取する方法には「FUT植毛」「FUE植毛」の2種類あります。詳しくはこのページの後半で説明しますが、植毛バカが選んだアルタス植毛は「FUE植毛」に分類されます。

 

後頭部から毛根を1本ずつ採取します!

 

アルタス植毛では、先ほどの3cm×2.5pの1ブロックごとに、100本程度を目安に1本ずつ毛根を採取していきます。ロボットによる自動採取なので、比較的短時間で終わって疲れが少ないですし、採取した毛根も鮮度が高いまま移植できるメリットがあります。

 

具体的な流れは、各ブロックの最初の10本ほどを、主治医の先生が目視でモニターを見ながら手動操作で採取します。その10本ほどで問題なければ、アルタスロボットを「オートメーションモード」に切り替えて、残り約90本を自動で採取していきます。

 

2015年7月28日(※植毛して1日目)

施術翌日の毛根採取後の後頭部

 

上の写真を見ると、毛根をくり抜いた部分から出血してるように見えますし、かなりエグい印象を持つかもしれません。ですが、この時点ですでに出血はほぼ止まってますし、痛みも全くありません。本人の感覚としては、見た目ほどのダメージはないので安心してください。

 

参考までに、術後1ヶ月ほど経過した時点の後頭部の写真も掲載しておきます。

 

2015年9月6日(※植毛して約1ヶ月)

刈り上げた部分はほぼ目立たなくなってます!

 

詳しくは体験談を読んでいただきたいのですが、植毛バカの場合は3日程度で血のにじみが完全になくなって、1〜2週間で傷跡もキレイに治りました。先ほどの写真でビックリしたと思いますが、「そんなにビビらなくても大丈夫!」ということは強調しておきます。

 

植毛バカの自毛植毛体験談も参考にしてください

 

ちなみに、なぜ後頭部から毛根を採取するのかといえば、後頭部の毛根はAGAになりにくいことが分かっているからです。せっかく移植した髪の毛が再びAGAで抜けてしまったら本末転倒です。しかし、後頭部の毛根はAGAになりにくい性質を持っているため、移植後の髪の毛が抜ける心配はほとんどないというわけです。

 

なぜ「側頭部」と「後頭部」はAGAになりにくいのか?

 

ステップ4 採取した毛根をティアドロップの形にととのえる

 

アルタスロボットは自動で毛根をくり抜いてくれますが、毛根の回収までやってくれるわけじゃないです。そのため、くり抜いた毛根は看護師さんがピンセットで回収することになります。植毛バカのときは、看護師さんが2人がかりで毛根を回収してました。

 

回収した毛根は、別のスタッフさんに引き継がれて、顕微鏡で見ながら、ティアドロップ(涙のしずく)形にととのえていきます。採取した数百本の毛根を1本ずつととのえるわけなので、かなり集中力と根気が必要な作業なんじゃないかなって思います。この作業は患者本人は見ることはできません。

 

採取した毛根をティアドロップ(涙のしずく)形にととのえる

 

ステップ5 移植する部分にスリット(縦長の孔)をつくる

 

別室で毛根をティアドロップ形にととのえている間に、毛根を植えるための「スリット(縦長の孔)」をつくっていきます。具体的には、非常に小さな彫刻刀みたいなメスで、サクッ!サクッ!と切り込みを入れていくイメージです。

 

皮膚に傷を作るわけなので血が出ますが、小さな傷なので出血はすぐに止まります。そもそも、やってる途中は本人には見えないですし、怖さを感じることはないです。麻酔をしてるので全く痛くないですし、ついついウトウトしてしまうほどです。

 

移植したい箇所にスリット(縦長の孔)をつくります!

 

ステップ6 スリットに毛根を植え込む

 

スリットを移植本数分だけ用意したら、ティアドロップ形にととのえた毛根をそこに植え込んでいきます。スリットは縦長の切れ込みなので、軽く押し広げてから毛根を挟み込む要領で植え込みます。こうすることで、植え込んだ毛根がポロッと取れてしまうのを防ぐわけです。

 

スリットに採取した毛根を植え込みます!

 

ちなみに、スリット(縦長の孔)ではなくて、ホール(丸い孔)に毛根を植え込んだとしたらどうなるでしょう?おそらく、せっかく植えた毛根が簡単にポロッと取れてしまうんじゃないでしょうか!そう考えると、「スリットで毛根を挟み込む」というやり方を考えた人は頭がいいなーと感心してしまいます。

 

2015年8月11日(※植毛して約2週間)

植えた毛が少し伸びてきました。

 

上の写真は植毛手術を受けて約2週間後の状況です。植えた毛根がしっかり固定されているのが分かると思います。ただし、この時点ではまだ「定着するかどうか?」が分からないとってもデリケートな時期です。髪を洗うときなども、なるべく刺激を与えないように注意が必要です。

 

 

 

ここまでが自毛植毛手術の具体的な流れになります。何度か繰り返し読んでいただいて、あなたが自毛植毛するときのイメージをふくらませてみてください!

 

ここからは、「自毛植毛した後はどうなるか?」ということを説明します。自毛植毛してから髪の毛が生えそろうまでの流れについても理解を深めてください。


 

【2】自毛植毛した後はどうなるか?

 

じつを言うと、植毛手術で植えた髪の毛は、1〜2ヶ月のうちにほぼ全てがいったん抜け落ちてしまいます。植毛バカが植毛したときも、最初の2週間くらいは植えた毛がそのまま残ってましたが、その後はどんどん抜けていってしまいました(涙)

 

2015年8月25日(※植毛して約1ヶ月)

植えた毛の80%以上が抜けてしまった印象です(涙)

 

植毛した毛がいったん抜け落ちてしまうことは、主治医の先生からも施術前に説明を受けてました。なので、頭では理解していたんですが、実際に抜け始めるとかなり心配になってしまいます。正直言って、精神的にキツイ時期だと思います。

 

ただし、髪の毛が抜け落ちても、移植した毛根はそのまま残って定着します。自毛植毛という手術の本質は、髪の毛を移植するのではなく、「髪の毛を作り出す細胞」を移植することなんです。そのため、植えた毛が抜け落ちたとしても、しばらくすると新しい髪の毛が生え始めます。

 

2015年9月8日(※植毛して約40日)

おっ!細〜いウブ毛がいっぱい生えてきたじゃん!

 

上の写真のハゲて見える部分。目を凝らして見てみると、細いウブ毛が生え始めているのが分かると思います。スマホでご覧の場合は分かりにくいかもしれないですが、うっすらと細〜いウブ毛が生え始めているわけです。このウブ毛が太く長く育って髪の毛になります。

 

そして・・・

 

2015年10月26日(※植毛して約3ヶ月)

ウブ毛がだんだんしっかりしてきました!

 

2015年12月27日(※植毛して約5ヶ月)

地肌がだんだん見えなくなってきてます!

 

植毛した毛はいったんすべて抜けてしまいますが、抜けてもまた生えてくるので心配しなくて大丈夫です。植毛バカも、植毛した毛がなくなったときは泣きそうになりましたが、「絶対大丈夫!」と自分に言い聞かせて待ってたらちゃんと生えてきました。

 

せっかく植えた毛がいったん抜け落ちてしまうのはなぜか?

 

移植した髪の毛は伸びきることができずに、いったん「休止期」に入ってしまいます。というのも、移植した毛根は毛細血管が切断されるなどのダメージを受けているため、エネルギー不足の状態になっているからです。

 

休止期→成長期→退行期→休止期というサイクルがある!

 

「ヘアサイクル」について詳しく知りたい場合はこちら

 

移植した毛根は、休止期間中にエネルギーを蓄えます。そしてその後、本格的に活動を再開し始めます。この休止期間は1本1本でバラバラですが、長い場合は数ヶ月〜1年程度かかることもあるそうです。そのため、「せっかく植毛したのに髪の毛が生えてこない!なぜだ?!」という不安とあせりを感じてしまうかもしれません。

 

ですが、フィナステリドなどのAGA治療薬を飲みながら気長に待っていると、新しい髪の毛が確実に生えてくるので安心してください。「果報は寝て待て」とか、「人事を尽くして天命を待つ」などということわざがありますが、やるべきことさえやったなら、必ずいい結果が出るのであせらなくても大丈夫です。

 

ちなみに・・・

 

結果を最速で出したいなら「育毛メソセラピー」の併用がおすすめ!

 

植毛バカはせっかちな性格なので、結果が出るのを気長に待つのは苦手です(笑)そこで主治医の先生とも相談して、植毛して1ヶ月のタイミングで「育毛メソセラピー(施術名「スマートメソ」)」を試してみることにしました。

 

育毛メソセラピーの見積書と領収書

 

育毛メソセラピーは、再生医療の分野で用いられる「細胞成長因子(グロースファクター)」を頭皮に直接注入する方法です。ダメージを受けた毛根を効率的に修復(→定着率の向上)し、細胞分裂を活発化(→髪の毛の成長促進)させる効果が期待できます。

 

「育毛メソセラピー」とはどのような治療法か?

 

もし、あなたも「とにかく早くハゲを卒業したい!」と思っているなら、自毛植毛と合わせて育毛メソセラピーを試してみるといいです。発毛効果を一気に加速させることができるので、精神的にとても楽になると思います。

 

「ショックロス」と「フィナステリドの初期脱毛」

 

移植した髪の毛が1ヶ月程度で抜けてしまうという話をしましたが、それとは別に、もともと生えてる髪の毛も一時的に抜けやすくなるようです。植毛バカが植毛したときも、植毛後に抜け毛がすごく増えたように感じました。

 

心配になって主治医の先生に相談したところ、術後に抜け毛が一時的に増える理由は「ショックロス」と「フィナステリドの初期脱毛」の2つが考えられるとのことでした。

 

ショックロス
植毛した周囲の髪の毛が抜けやすくなる現象。原因は完全には解明されていない。通常1〜3ヶ月程度、症状が続くと言われています。

 

フィナステリドの初期脱毛
すでに抜けかけている弱った髪の毛がいったん抜け落ちる。その後、数週間〜数ヶ月の休止期を経て、正常なヘアサイクルに戻る。

 

ちなみに、植毛バカが植毛したときの経験で言うと、抜け毛が気になったのは最初の2ヶ月程度でした。最初はビックリして心配になりますが、これらの原因で抜けた髪の毛は確実に生え変わるので安心して大丈夫です!

 

 

 

自毛植毛は効果を感じるまでにタイムラグがあります。ですが、少しだけ待ちさえすれば、確実に効果が感じられるハゲ・薄毛の根本治療法です。とにかく結果にこだわるなら、自毛植毛を最優先で試すべきだと考えます。

 

最後に、自毛植毛に関する技術的な補足情報をいくつかご紹介しておきます。


 

【3】毛根の採取方法 〜自毛植毛の技術の変遷〜

 

自毛植毛はすでに100年以上の歴史があると言われます。しかし、日本ではこれまで、ハゲ・薄毛の治療法としてあまり一般的ではありませんでした。なぜなら、後頭部に大きな傷跡が残るデメリットがあったことと、移植後の定着率が低かったからです。

 

しかし、フィナステリドなどのAGA治療薬によって移植後の定着率が劇的に改善したことと、アメリカのレストレーション・ロボティクス社が開発した「ARTAS(アルタス)」という植毛ロボットの登場によって、自毛植毛の注目度が一気に高まってきました。

 

各種メディアでも自毛植毛が話題になっていますし、今後、自毛植毛がハゲ・薄毛治療のスタンダードになるのは間違いないです。

 

従来の古い毛根採取方法「FUT植毛」

 

従来の古い自毛植毛では、後頭部の頭皮を、メスを使用して帯状に切除して毛根を採取していました。この方法を「FUT植毛(ドナーストリップ法)」と呼びます。

 

頭皮をメスで帯状に切り取る(傷跡が確実に残る)

 

「FUT植毛」の最大のデメリットは、メスで切るため、後頭部に大きな傷跡が残ることです。さらに、切り取った部分は撤去するため、その部分を埋めるために周囲の頭皮を引っ張って縫い合わせます。そのため、術後にツッパリ感が残ることもあります。

 

植毛バカの個人的な意見としては、もはや「FUT植毛」など選ぶべきではないと思います。(※1)

 

※1 事後評価

 

この記事を書いた時点では、植毛バカは「FUT植毛」など選ぶべきではないと本気で思っていました。植毛バカが自毛植毛することにしたのは、アルタスロボットによる「FUE植毛」の安全性に魅力を感じたからです。切る植毛「FUT植毛」しか世の中になかったら、植毛バカは自毛植毛しなかったと思います。

 

ですが、AGAのクリニックの長井先生にうかがったところ、「FUT植毛」と「FUE植毛」のどちらも半々くらいで患者さんに選ばれているそうです。というのも、どちらもメリット・デメリットがあるからだそうです。切る植毛「FUT植毛」を選ぶ人は、「後頭部を刈り上げなくていい」という部分に魅力を感じてるらしく、それについてはたしかに「なるほどな!」と納得できる部分ではあります。

 

ということで、今現在の植毛バカの見解としては、「FUT植毛」と「FUE植毛」のメリット・デメリットを考慮したうえで、どちらか自分に合った方を選べばいいのではないかと思っています。

 

最新の毛根採取方法「FUE植毛」

 

最新の自毛植毛では、メスを使わずに毛根を1本1本採取する技術が採用されています。この方法を「FUE植毛」と呼びます。メスを使わないので傷跡がほとんど残りませんし、傷の治りが早く患者の負担感が少ないのもメリットです。

 

毛根を1本1本くり抜く(傷跡が残りにくい)

 

FUE植毛には、人の手によって1本ずつ毛根を採取する方法と、専用の毛根採取ロボット(アルタスロボット)を用いる方法の2種類あります。ちなみに、植毛バカはアルタスロボットを用いる方法で自毛植毛しました。アルタス植毛にはメリットが多いと判断したからです。

 

FUE植毛

手作業

アルタス植毛

  • 執刀医の経験・技術・集中力・体調などで品質がバラつく
  • がんばっても1時間あたり50〜200本程度が限界
  • 施術時間が長いため患者の負担感が大きい
  • 毛根を切除する割合が高くロスが発生しやすい

  • 品質のバラつきがほとんどない
  • 1時間あたり500本以上のスピード採集が可能
  • 施術時間が短いため採取した毛根の鮮度が高い
  • 施術時間が短いため患者の負担感が軽い
  • 採取した毛根のほぼ全てが移植毛として利用可能

 

アルタス植毛のメリットをひとことで言うなら、「ヒューマンエラーがない!」ということだと思います。複数のCCDカメラで1本1本の生え方を立体解析するため、目視やヤマ勘で採取するのに比べて圧倒的にロスが少なくなるのは安心感があります。お住いの地域にアルタス植毛ができるクリニックがあるなら試してみるといいかもしれません。

 

【4】自毛植毛手術を受けるあなたへ!植毛バカからアドバイス

 

ここまで自毛植毛の概要を、植毛バカ自身の経験を踏まえて説明してきましたが、いかがだったでしょうか?おそらく、自毛植毛について知れば知るほど、「今すぐ自毛植毛したいっ!」って気持ちが高まってきたんじゃないでしょうか?

 

でも、ちょっと待ってください。自毛植毛がハゲ・薄毛治療のベストアンサーであることは間違いないですが、そうは言っても「手術」ですので、リスクも理解したうえで納得して受けることが大切なのは言うまでもありません。

 

リスクも理解して納得して自毛植毛しましょう!

 

そこで、これから自毛植毛手術を受けようと思っているあなたに、植毛経験者の立場で、いくつかアドバイスをさせていただこうと思います。

 

手術なので出血は必ずあります!

 

自毛植毛は手術なので、出血は必ずあります。血が吹き出すとか、ダラダラ流れ落ちるとか、そういうホラー映画のようなことにはなりませんが、毛根を採取した箇所から3日程度は血がにじむことがあるわけです。

 

これで困ることといえば、夜寝るときに枕カバーが汚れてしまう可能性があること。植毛バカが利用したクリニックでは、片面防水の「養生シート」をくれたので、そのシートを枕カバーの上に敷いて寝ました。おかげで枕カバーが汚れることはなかったですが、もしかするとそのようなシートを用意してないクリニックもあるかもしれないので、捨ててもいい古いバスタオルなどを用意しておくことをおすすめします。

 

クリニックでもらった片面防水の養生シート

 

植毛したことが周囲にバレる可能性がある!

 

自毛植毛のもうひとつのリスクとして、「周囲にバレる可能性」というのがあると思います。誰しも自毛植毛したことなど他人に知られたくないと思いますが、2つの理由で周囲にバレてしまう可能性があるわけです。

 

移植部は5日間程度は赤みがある!

 

前半で説明しましたが、毛根を移植する部分にはスリットという縦長の孔をつくります。スリットは言い方を変えれば「傷」なので、傷が治るまでの3〜5日間くらいは多少の赤みが出てしまいます。

 

もちろん、周囲の髪の毛で隠してしまえば問題ないですが、坊主頭などの全体的にベリーショートな髪型だと目立つかもしれません。

 

スリットが治るまでの3〜5日程度は赤みがある

 

後頭部を刈り上げる必要がある!

 

現在主流の「FUE植毛」では、毛根を採取する範囲は、髪の毛を短く刈り上げます。看護師さんがバリカンで刈り上げるため、見た目のオシャレ感やナチュラル感は期待できません。後頭部にミステリーサークルのような刈り込みが出現するため、周囲の人に見られてしまうと「なんだこれは?」という違和感があると思います。

 

毛根を採取する範囲は看護師さんに刈り上げられる

 

ちなみに、植毛バカが利用したクリニックでは、別料金にはなりますが、提携美容院でウィッグを用意できますよって言われました。貼り付けるタイプのウィッグで、1ヶ月くらいは取れないそうです。植毛バカは利用しませんでしたが、必要に応じて相談してみるといいですね。

 

刈り上げることに抵抗があるなら?

 

切る植毛「FUT植毛(ドナーストリップ法)」を選べば刈り上げる必要はありません。カウンセリングを受けてみて、アルタスにするかドナーストリップにするか、担当医の先生に相談してみてください。

 

植毛したことが周囲にバレにくい髪型はコレだ!

 

以上を踏まえて、「周囲にバレにくい髪型」について考えてみましょう。まず、後頭部を3mm程度に短く刈り上げておけば、毛根採取部を1mmに刈り上げたとしてもほとんど違和感がありません。そして、頭頂部から生え際にかけての部分は5〜10cmくらいに伸ばしておけば、毛根採取部と毛根移植部の両方を同時に隠すことができます。

 

植毛バカがオススメする施術前の髪型

 

ちなみに、美容院で頼むときは、「後頭部は中(なか)だけを刈り上げてください!上から下ろした髪で刈り上げ部分を覆うイメージでお願いします!」と言えばいいかもしれません。あるいは、上のイラストを印刷して、美容師さんに見せるのが確実かもしれないですね。

 

植毛バカが植毛したときは、後頭部も長いまま、全体的に5〜10cmくらいの長さでした。でも、今思うと、毛根採取部をナチュラルに見せるという理由で、イラストみたいに後頭部は短くしておいた方がよかったような気がしています。とは言え、植毛バカが植毛したことは誰にもバレなかった(と思う)ので、そこまで神経質にならなくても大丈夫かもしれません。

 

ハゲ・薄毛は治療できる時代!

 

考えてみれば、少し前まではハゲ・薄毛を確実に治療する方法は存在しませんでした。効果の不明な、怪しげな育毛剤(もどき)を頭にふりかけるしか方法がなく、時間とお金をムダにするばかりだったわけです。

 

しかし、ここ数年の技術革新によって、ハゲ・薄毛は医学的根拠のある方法(AGA治療薬、アルタス自毛植毛など)で確実に治せるようになってきました。現代に生きている私たちは、ある意味とってもラッキーだと言えそうです。

 

もはやハゲ・薄毛をあきらめる必要はありません。植毛バカが勇気を出して専門医に相談したように、あなたも勇気を出して専門医に相談してみてはいかがでしょうか?