【AGA治療Q&A】「グラフト=本数」と考えていい?
結論から言いますと、「グラフト=本数」という認識でおおむね正解です。先生から「900グラフト必要」と言われたのであれば、後頭部から「髪の毛900本」を採取するという意味になります。
採取本数の単位については、たしかにいろいろな呼び方が混在してるみたいですね。「グラフト」とか「株」とか「本」など、呼び方がバラバラだと混乱してしまいますよね。
「グラフト」とは何か?
私たち患者にとっては「○○本」と言ってもらうのが一番分かりやすいです。ですが相手はお医者さんなので、医学用語として正確な表現をついつい使いたくなってしまうんだと思います。
「グラフト」とは?
医学用語で言うところの「グラフト」というのは、生体から取り出した「組織片」のことを指すようです。自毛植毛では、後頭部から毛包細胞などの組織片を取り出します。つまり、お医者さんの認識としては、「髪の毛を取り出している」ということではなく、「組織片を取り出している」ということになります。そのため「本」ではなく「グラフト」という呼び方をしているようです。
「グラフト」と「株」の使い分けは?
いろいろなAGAのクリニックのホームページを見比べてみると、「グラフト」を使ってるクリニックもあれば、「株」を使っているクリニックもあるようです。使い分けの決まりみたいなのはなさそうで、おそらくお医者さんの好みで使い分けてるだけだと思います。
「グラフト」という言葉は日常生活で耳にすることはまずありません。植毛バカも、自毛植毛のことを調べ始めるまで、「グラフト」という言葉を聞いたことはありませんでした。そう考えると、「株」の方が特に年配の方には理解しやすいような気がしますね。
補足説明
じつを言いますと、同じ毛根から2本程度生えていることもあるため、1グラフト当たり1〜2本くらいでバラツキがあったりします。つまり、「1グラフト=毛根1〜2本」ということになるということです。
ただし、必ず2本生えているわけでもありませんし、本数は個人差があるのは言うまでもありません。ということで、当サイトではあえて、「グラフト=本数」という控えめな表現に統一させていただいております。